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商店街概要と実施事業

臼杵市について

臼杵市は豊後水道に面した臼杵湾の最奥部に位置し、市の北方~西方~南方は山地が迫り、東方は海に面した風光明美なところです。
永禄5年(1562)大友宗麟が丹生島城(現在の臼杵城祉公園)を築いてから本格的な城下町が形成され、南蛮文化に彩られた国際都市として発展しました。
その後、慶長5年(1600)関が原の戦いの後、美濃の郡上八幡から稲葉氏が5万石で入封し、政治や経済の中心である近代城下町として整備され、再び発展する事となりました。現在も武家屋敷や町屋、寺院などが立ち並んでおり、江戸~昭和初期の雰囲気を色濃く残しています。
県都大分市に隣接しながらも、これまで造船業を軸に醸造業、商業などが栄え、県南の中心都市としての役割を担ってきた。

商店街の歩み

臼杵市中央通り商店街は、市の中心市街地の中心部に位置し、直線約320メートルの近隣型商店街です。
昭和25年、市制が施行され、新しい市の発展と平行し、市の目抜き通り商店街と位置づけられ、昭和28年に本町商店街と畳屋町商店街が一つとなり現在の「中央通り商店街」と呼称することとなりました。
周辺には稲葉家下屋敷、野上弥生子文学記念館、二王座の町並みや歴史・文化等の資源があり、商業と観光の中心地となっています。

商店街の概要

平成23年1月現在

名称 臼杵市中央通り商店街振興組合
愛称 八町大路(リニューアル後、一般公募978通より選出
事務所所在地 〒875-0041 大分県臼杵市大字臼杵232-1番地
組織化年・法人化年 昭和25年 あきないクラブを前身で組織化、昭和46年11月法人化
組合員数 組合員数 52名  正組合員 48名  協賛会員 4名
組  織 理事長 1名  副理事長 4名  理事 9名  監事 2名  青年部17名
委員会 総務  会計  青年部  活性化 各副理事長が担当
店舗数(営業店) 店舗数:52店舗
組織化率 92.3%
業種構成(正組合員) 物販店 39店/飲食店5店/サービス業2店/その他2店
核店舗 まるしょく屋 八町大路店
公共施設 サーラ・デ・うすき  臼杵ケーブルネットワークセンター  観光情報センター
空き屋(空き店舗) 4店
居住者(空き店舗) 6店 (内/事務所1店、休日のみ営業1店)
空き地 4ヶ所 (内/駐車場・3ヶ所) 1ヶ所は商店街が借用
空き店舗・空き地率 21.2%
街路の延長・幅員 約303m  幅員は平均で6.2m
臼杵市人口 約42,000人  世帯数 約15,600世帯
商  圏 旧臼杵 約35,500人  /  近隣型商店街
車両乗り入れ 平成20年1月より一方通行乗入れ/約30年間 歩行者天国(10:00~19:00)
周辺駐車場 市営駐車場2ヶ所  まるしょく屋駐車場
主なイベント 幟市  ぽっきり市  夜市  うすき竹宵  歳末売り出し  初売り
事務所・スタッフ ドリームスタンプ会と共有 スタッフ数2名
事務所 TEL/FAX (0972) 63-8525 E-mail:638525@8cho.net

 

リニューアル&関連事業

【中央通り商店街リニューアル&関連事業】

事業名 事業主体 実施年度 事業内容
街並みリニューアル事業 中央通り商店街 平成14年度 アーケード撤去事業
商業基盤施設等整備事業 中央通り商店街 平成14年度 街路灯、モニュメント
街並み環境整備事業 臼杵市 平成14年度 電線類地中化
街並み環境整備事業 臼杵市 平成14年度 石畳敷設

 

【リニューアルの目的と方向性】

 衰退している商店街の生き残り策として、整備されている中心市街地の歴史的景観とうまく調和を図ることで、“昔ながらの商店街”に店舗の修景取り組んでいます。
 その一環としてアーケードを全壊、電線ソフト地中化、石畳敷設によるモール化を図った商店街の活性化を目的としています。
 これらの事業は、街並み形成を計画した臼杵市の「中心市街地活性化基本計画」の具現化の一つであり、現在まで行政主導として取り組んでいます。
 方向性として観光人口を増やす事は重要であるが、商店街として地域のお客様から支持される再生でなければならず、消費人口の増加に重点を図っていきたいと考えています。

 

【事業の経緯】

年度 事業(検討)内容 補助事業名
昭和53年 6月 アーケード完成
平成2年度 「まちなみと出会う商店街」調査研究事業 大分県中小企業活性化事業
平成4年度 カラー舗装工事 大分県商業基盤施設等整備事業
平成5年 6月 リニューアルの提言を受ける(前臼杵市長 後藤國利氏)
平成5年 12月 アーケードのドーム化を臨時総会決議
平成6年 6月 ドーム化を断念
平成8年度 街づくり商店街基本設計システム開発事業 大分県中小企業活性化事業
平成10年 11月 アーケード撤去の是非に関する(Q&A)作成と説明会実施
平成11年 2月 アーケードの撤去を通常総会にて決議
平成12年 8月 電線類地下埋設事業に関する要望書を臼杵市に提出
平成12年度~16年度 外装改修整備事業(実施店舗 23店) 大分県地域商業魅力アップ総合支援事業(街並み景観統一整備事業)
平成14年 4月 電線類地下埋設工事着工 街並み環境整備事業(臼杵市発注工事)
平成14年 10月 アーケード撤去工事着工 大分県地域商業魅力アップ総合支援事業(街並みリニューアル事業)
街路灯、モニュメント工事着工 大分県商業基盤施設等整備事業
平成14年 12月 石畳工事着工 街並み環境整備事業(臼杵市発注工事)
平成15年 3月 電線類地下埋設、石畳、街路灯、モニュメント工事完成
平成15年 4月 商店街リニューアル完成(4/5に式典を開催)
平成15年度 チャレンジショップ事業、イベント、調査(対象店舗7店) 中心市街地空き地店舗対策事業(事業実施主体:臼杵商工会議所)

 

街路灯・モニュメント整備事業

【路灯、モニュメント整備事業】

年度 商業基盤施設整備事業
事業内容 街路灯21基、街路灯柱9本、放送設備14台、モニュメント2箇所
実施主体 中央通り商店街振興組合
実施年度 平成14年
事業概要 街並み景観統一のストリート整備事業として街角にモニュメント、街路灯、放送設備に取り組んだ。
 街角モニュメントについては、商店街の各個店の取り組んでいる店舗の外観改修とも相まって、“城下町”風の街づくりと整合し、商店街のイメージアップを目的としました。
 また、街路灯や放送設備の設置により、地域住民や観光客を含む商店街来店の利便性の向上ができ、商店街の魅力アップに向上したと思われます。
 街路灯柱は市発注工事のポール以外分を商店街発注工事で設置しました。
モニュメントと街路灯

 

【中央通り商店街リニューアル&関連事業】

アーケード撤去事業
事業名 街並みリニューアル事業/大分県地域商業魅力アップ総合支援事業
事業内容 アーケード撤去事業
実施年度 平成14年
事業概要 アーケードの撤去は臼杵市が取り組んでいた「中心市街地活性化法」の基本計画にもとづく街並み観光とリンクした撤去工事です。 商店としての恩恵の大きいアーケードを平成14年事業で撤去し、併せて個店の外装を「昔ながらの商店街」に修景して再生を図りました。
アーケードは老朽化が激しく、雨漏りや落下物、消防設備にも問題が指摘されていた。 当初ドーム化で総会決議をしていたが一転し、周囲の街並み景観に合わせた商店街として再生する為にアーケードの撤去を行いました。 ドーム化事業実施の臨時総会(平成5年12月)で賛否両論が激しい中、組合の総意として決議が得たが、大分県への提出書類(高度化資金申請・平成6年4月)で、理事全員同意が得られず、ドーム化を平成6年6月の理事会に於いて断念することとなりました。 その後、老朽化していたアーケードを消防署からの指導(勧告)の範囲で危険箇所の応急 補修を最小限実施し、ドーム化の断念以降は改修策も無く、長期放置した状態でした。 平成10年9月より商店街の4ブロックに正副理事長が2度づつ出向き、撤去の是非について組合員の意見を聞き、その問題点、方向性などの回答を「Q&A]としてプリントし、同年12年月より再度ブロックに出向き方向性の説明をし、撤去する事で同意を得ました。 平成11年2月通常総会にアーケード撤去を議案提出し総会決議を得ました。 ドーム化断念からアーケード撤去の総会決議まで5年半、また撤去工事の完了まで8年半の時間を費やしました。

 

【中央通り商店街リニューアル&関連事業】

アーケード撤去事業
事業名 街並みリニューアル事業/大分県地域商業魅力アップ総合支援事業
事業内容 アーケード撤去事業
実施年度 平成14年
事業概要 アーケードの撤去は臼杵市が取り組んでいた「中心市街地活性化法」の基本計画にもとづく街並み観光とリンクした撤去工事です。 商店としての恩恵の大きいアーケードを平成14年事業で撤去し、併せて個店の外装を「昔ながらの商店街」に修景して再生を図りました。

 

店舗外装改修事業

事業名 街並み景観統一整備事業/大分県地域商業魅力アップ総合支援事業
事業内容 外装改修整備事業
実施年度 平成12年~16年度
実施店舗数 23店舗 (H12→2店舗、H13→3店舗、H14→8店舗、H15→5店舗、H16→5店舗)
事業概要 平成11年6月、臼杵市と大分県に平成12年から5年間にファサード整備事業実施する計画書の補助申請を提出しました。 「昔ながらの商店街」との融合を図った商店街づくりに取り組んでいます。






 

【空き店舗対策事業】

事業名 経済産業省チャレンジショプ事業 空き店舗等活用事業/大分県地域商業ミリョクアップ事業
補助内容 家賃補助、内装改修、イベント、調査事業
実施主体 臼杵商工会議所
実施年度 平成15年度
事業概況 リニューアル事業は商店街に無い業種の新規開業で商店街のイメージアップを目指しました。 リニューアル事業で空き店舗が減少し、商店街が充実し魅力向上が図られたことで観光客の増加が予想されます。 応募7店舗に対して11店舗の応募があり、現在3店舗が継続営業しています。 リニューアル直後の本事業の取り組みは非常にタイムリーであったと思います。
対象店舗数 7店舗

 

商店街周辺公共事業

名称 完成年月
臼杵ケーブルネットワークセンター(総務省新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業) 平成13年3月
臼杵市ふれあい情報センター(総務省地域イントラネット基盤施設整備事業) 平成13年3月
サーラ・デ・うすき(総務省マルチメディア街中賑わい創出事業) 平成14年3月

 

商店街、周辺施設公共事業

名称 完成年月
臼杵ケーブルネットワークセンター(総務省新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業) 平成13年3月
臼杵市ふれあい情報センター(総務省地域イントラネット基盤施設整備事業) 平成13年3月
サーラ・デ・うすき(総務省マルチメディア街中賑わい創出事業) 平成14年3月
経緯 中心市街地の核としてふさわしい複合的な施設の設置です。 中央通り商店街が中心部の賑わい創出に寄与することで、地域のイントラネットの整備として、「臼杵ケーブルネットワークセンター」。マルチメディアサービ スとしての「臼杵ふれあい情報センター」。西欧風の建物をイメージし、体験工房や展示コーナーを持った施設「サーラ・デ・うすき」が建設され、中心市街地の拠点づくりとして位置づけた事業です。
リニューアル後の課題  ハード面では進展をみているが、ハードを活かすソフト面での対応が遅れています。  リニューアル後もまだ課題は多く、特に通行量が回復してなく地域のお客様の来街者の減少は、深刻に受け止め活性化を図る上で大きな課題です。  集客を高める恒例行事のイベントを毎月実施しているが、限られた予算で情報発信も 積極的にアピールすることが厳しい現状です。消費不況と少子高齢化による市場の縮小で事業の推進は容易ではないが、青年部を中心とした理事会が機能的な役割を果し、各種の事業を推進していかなければと取り組んでいます。  事業推進は「まるしょく屋」さんとの連携、高齢化社会の対応をを柱に現状を見据えて事業戦略を決め、多少時間を要しても出来るところから取り組む事を基本方針としてい ます。

 

リニューアル後の補助活用事業

実施年度 事業内容 事業名
平成16年度 実験的運営事業/幟市(のぼりいち)大分県商店街競争力強化推進事業 県商業サービス業振興課、臼杵市  補助費1/2
地域のお客様を対象に人が集まり、賑わいを創るため
青年部を中心に平成16年5月から毎月第一土曜日に
幟市(のぼりいち)を定期的に実施する。
知名度が出るには時間を要しており、
重点事業として継続的に取り組んでいる。
平成18年度 商店街再興に向けた戦略・調査、研究事業  大分県地域商業競争力強化推進事業 県中部振興局、臼杵市  補助率2/3
“まるしょく屋”さんとの連携を通して、地域住民だけではなく周辺住民が気軽に立ち寄れる為の調査や、毎月開催している幟市の充実と今後の新たな展開を図るための調査を実施する。 市街地、周辺地区の住民2,635戸にアンケートを配布し、回収アンケート用紙1,217枚のデータを県産業創造機構へ送り、分析作業を依頼。分析したエータをいかに活用し、事業化するかが商店街の今後における活性化の鍵と考えている。
平成18年度 個性的商店街づくり推進事業 大分県個性的商店街づくり推進事業 県商業サービス業振興課、臼杵市  補助費1/2
青年部を中心にワーキンググループを設置、研究会を開き県商業サービス課との連携を強化。 佐賀県唐津中央商店街、中町観音通り商店街の二箇所を視察。
平成20年 伝統の味噌倉、付加価値を核とした商店街活性化事業   大分県地域活性化チャレンジ事業 大分県中部振興局、臼杵市  補助率2/3
イベント支援(献灯提灯の飾り)、カニ醤油コンクリート塀 “町や風”改修、味噌工房整備 商店街戦略の街並み景観整備の継続として、カニ醤油駐車場コンクリート塀の「町や風」整備、景観拠点の一つとして味噌加工工房整備。 献灯提灯飾りは、商店街コンセプトの一つである「地域の伝統や文化、歴史を継承する商店街」を基に、地域のお祭りやイベントの賑わい創出としての仕掛け。
平成21年度 セミナー&個店(臨店)経営研修 大分県商業実践アドバイザー派遣事業 大分県商業サービス業振興課
この事業はH21年度施行「地域商店街活性化法」の取り組みの露払となった。 当商店街では不可能と諦めていた究極の個店経営研修をこの事業で良き講師に出会い、個店の活性化を図る上で値千金の事業であった。 (H23年度の「地域商店街活性化法」の認定を受けての前提だが、個店経営研修を実施予定)

 

(まるしょく屋八町大路)

“マルショク原点の踏襲”量販店とは異なり、常に対面販売を意識した商売と「あたたかみのある店舗」「おもてなしの心」の接客など、お客様優先を心がけている小商圏の中における地域密着型店舗。

【中心市街地活性化検討(実施)の経緯】

昭和54年度  「臼杵市商業近代化地域計画」策定
昭和58年度 「臼杵市商業近代化実施計画」策定
平成5年度 「臼杵市特定商業集積基本構想作成調査事業」
平成6年度 「臼杵市特定商業集積基本構想策定事業」(H6.9~9.3)
平成9年度 「臼杵市特定商業集積基本構想答申書」⇒実質上、白紙となる

 

【中心市街地活性化法に向けた取り組み】

平成10年2月 「中心市街地活性化プロジェクト委員会」を組織
平成11年1月 「中心市街地活性化プロジェクト検討委員会」を組織
平成11年8月 「臼杵市中心市街地活性化基本計画策定委員会」と「ワーキンググループ」を組織
平成12年3月 「臼杵市まちんなか活性化基本計画(案)」 「臼杵市中心市街地活性化基本計画(案)」を市長に答申
平成12年10月 「臼杵市まちづくり協議会設立」
平成13年10月 「株式会社まちづくり臼杵」設立

 

【中心市街地活性化基本計画策定に向けた取り組み】

平成19年5月 「臼杵市中心市街地活性化基本計画策定委員会」を組織
平成19年7月 第1回中心市街地活性化協議会開催
平成19年8月 第1回ワーキンググループ開催
平成19年11月 第1回策定委員会開催